カテゴリ:Book( 13 )


2007年 10月 18日

ゆるり、サラリと・・・中村航「100回泣くこと」

思い出し日記
(2007年10月18日(木)・・・10月29日(月)記。)

e0089003_18512137.jpg図書館で、タイトルに惹かれて借りた一冊、中村航の「100回泣くこと」です。
タイトルから、ガッツリ涙が出ちゃうかな?と電車の中でも用心して読んでいたのですが、全体的にサラッとした印象の本でした。
導入部分の恋人との穏やかな生活を送る二人のシーンは、サラリとしていながらも優しい味わいの文体でステキです。
一年後の結婚を目指して、結婚の練習として同姓を始める二人の生活は、日常表現の文章がキレイなので、読んでいても優しい気持ちになります。
ただし、後半徐々に二人の間に落とす暗い影、そしてラスト。
その部分の描写が少し弱い印象が残り、少し物足りない感じ。
老犬:ブックの忠犬ぶりが可愛く、だからこそ、
この老犬とのストーリーも、もう少しお話に馴染んでいたら良かったのになぁ、と思います。
読み手によって、この辺の感覚はそれぞれだと思うけど・・・。
静かに心に染み入るお話を求めているときにはオススメの一冊です。

初電話。

by azurblue | 2007-10-18 23:59 | Book
2007年 10月 12日

小さくささくれた傷たち

思い出し日記
(2007年10月12日(木)・・・10月24日(水)記。)

e0089003_0453725.jpg最近映画化された天童荒太氏の「包帯クラブ」を読了。
映画は未見ですが、映像になったらどうなるのかなぁ?とちょっと興味を持っています。
体に負った傷に包帯を巻くように、心に負った傷にも包帯を巻いていきます。傷を負った思い出の場所に包帯を巻くというコトを始めた主人公達。
それで心の傷が癒えるわけではないのだろうけど、
「包帯を巻く」=「傷を自他が認める」ということで心が軽くなるのかもしれません。
自分の痛み、悩みを人に打ち明けることで、たとえ解決されないことでも、弱った心が救われることってあります。
「そうだね、痛いよね」って一緒に傷を認めてもらうだけで、痛みが半分になることってあります。
だれもが皆、小さなことで少しずつ傷ついている。
いちいち傷ついていたら生きていけないわ、と思うけど、
小さな傷も案外ささくれ立ってチクチク痛んだりするものです。
同じような痛みだったとしても、それを捉える人によって傷の痛み度は違うということ。
読み進めながら色んな場面に共感しつつ、読後は心温まる一冊。
なんだか包帯のように優しい一冊でした。
以下、書より引用。

>包帯を巻いて心が軽くなるのは、傷が治ったわけじゃなく、
>「わたしは、ここで傷を受けたんだ」と自覚することができ、
>自分以外の人からも、
>「それは傷だよ」って認めてもらえたことで、ほっとするんじゃないかと思った。


>育った環境も性格も違うんだから、経験が似てても、受ける傷の度合いは違うはずだろ

>だれにもあることだからって、ひとまとめにしちまうのは、
>相手の心を思いやるのを、おっくうがったり、面倒がったりする、
>精神の怠慢からくるんじゃねえの


More

by azurblue | 2007-10-12 23:56 | Book
2007年 10月 02日

合間読書。

思い出し日記
(2007年10月2日(火)・・・10月18日(木)記。)

読書の秋といっても、ゆっくりコーヒー片手に本を読むという時間は取れないのですが、
オフィスでのランチタイム、朝&帰りの通勤時間など、
時間の合間を使いながら本を読んでいます。
e0089003_12311924.jpg前回とっても面白く読んで、次作を願っていた海堂 尊氏の「チーム・バチスタの栄光」ですが、第二作目となる、「ナイチンゲールの沈黙」を読みました。
待ってましたっ!とかなり楽しみにしていた分、正直ガッカリ感が否めない感じ。
舞台は前回同様、東城大学付属病院。
愚痴外来田口医師や厚労省の白鳥氏も相変わらず健在。
前作同様、登場人物のキャラクターは面白く盛りだくさんだし、
主軸となる殺人事件や小児病棟の重病患者の子供達や不思議なパワー持った歌手。
色々と面白いのに、なんかピンボケ気味。
ミステリーとして読むのは厳しいけど、
小児科の子供達と医者・看護師たちとの場面描写は面白かった。
現役のお医者様であることを生かした描写でした。
ただし、やっぱり歌の持つパワーに関してのストーリーが、どうにも非科学的な感じで、
物語としてのバランスが崩れているような・・・。
うーん。
とはいえ、また次回作も読んでしまうだろうなぁ。

More

by azurblue | 2007-10-02 23:59 | Book
2007年 01月 22日

ちょっとした興味から

月・火曜日と、先生のご都合でフラメンコのLessonがお休みなので、
所用もあり、千葉の実家へと帰りました。
2時間通勤のうち、電車に乗ってる時間80分という時間があると、
読書もそれなりに進みますわ。・・・といっても、後半すっかり眠りに落ちているワタクシ。
e0089003_18342674.jpg先日の祖母の葬儀をきっかけに、ちょっとだけ仏教に関心を持ったのですが、いざ仏教について知ろうとした時、何をどうしたらいいか、その糸口から迷ってしまいます。
今回、図書館で手にした「仏教の常識がよくわかる本」という一冊を、なかなか興味深く面白く読んでいます。
私の幼稚園は、お寺のある仏教の幼稚園だったし、
実家での季節仏教行事も行っているので、多少の仏教用語を耳にしたことはあったものの、別に信仰心が厚いわけでもなく、クリスマスは大いに盛り上がるし、初詣は神社参拝もするし。
宗教的な偏った思想ではなくて、身近にある仏教行事の意味をちゃんと知りたいな~という部分で、
より読書意欲の湧く一冊となりそうです。

by azurblue | 2007-01-22 22:30 | Book
2006年 09月 05日

図書館にて :09/05

暑いですね~。
しばらく涼しい日が続いていたので、このまま秋になっちゃうのかな?と思っていたら、
やっぱり残暑来ましたネ。
暑いなぁと思いながら、ランチタイムはお散歩がてら図書館へ。

「真夜中のマーチ」 / 奥田英朗
 イベント会社のヨコケン、大手商社勤務のむっつりスケベのミタゾウ、
 大金持ちお嬢のクロチェの3人が10億円強奪計画を実行するお話。
 舞台設定は、ヤクザがからんだりと裏世界のお話ですが、重苦しくなく楽しく読めました。
 何度も繰り返されるドタバタ劇に、ちょっと飽きもきましたが、 
 ポップなタッチで仕上げていて、軽快なストーリーを一気に読めました。
「袋小路の男」 / 絲山秋子
 aiziオススメの一冊。
 味わい深くて、読後も良かったです。
 微妙な男女の関係に、一緒になって一喜一憂しつつ読み進めました。
 私も、こんな風にただ一途に人を思った恋もあったなぁ、と身につまされつつ。
 ラストではほんのり心が温かくなりました。

☆本日借りてきた本☆

by azurblue | 2006-09-05 14:30 | Book
2006年 08月 25日

図書館にて :08/25

火曜日、Lessonを終えて帰って来てから、なーんか腰とか背中とか関節が痛んで、
「うーん、そんなに張り切ってLessonしてたっけ?」という感じだったのですが、
水曜日には喉が痛くなって、とうとう発熱してしまいました。
会社を早退させてもらって、暑い中お布団の中・・・。
夏風邪はイヤですね~。いつも元気200%な私なので、ちょっと体調崩すとグッタリです。
二日ほど熱を抱えながら、ようやく復活。

お布団の中で読書も進みましたので、今日は図書館に行っていました。

「ハサミ男」 / 殊能 将之
 yukossiさんからのおススメで借りた一冊。
 もうこのラストの展開にはびっくり仰天。
 はめられたっ!という感じです(笑)
 いつ刷り込まれてしまったのか、なんどページを戻ったことか・・・。
「漢方小説」 / 中島 たい子
 全体的に淡々と進み、盛り上がりに欠ける物語ではありましたが、
 スルリとカラダに漢方薬が染み込むような優しい読後感。
 31歳で独身、一人暮らし。仕事もプライベートもいろいろあって。
 気楽な独身貴族を装っていても、実はとっても不安定なところにいる主人公。
 原因不明の体調不良に陥って初めて見えたもの。
 自分自身も精神的なコトから来る体調不良に悩まされた期間が何回かあるせいか、
 すごく共感して読むことができました。

☆本日借りてきた本☆

by azurblue | 2006-08-25 15:00 | Book
2006年 08月 09日

図書館にて :08/09

台風になるかといっていましたが、雨もパラパラだったので、
ランチの時間を使って図書館に行ってきました。

「世界でいちばん大切な思い」 / イ・ミエ
 韓国でテレビ放送された「TV童話 幸せな世界」を単行本化した中から
 日本向けにセレクトして翻訳されたもの。
 実話を元にしたショートストーリー12本は、優しく心に残る作品たちでした。
 ちょっと小学校の道徳の教科書のようですが、サラリと読めて良かったです。
「春期限定いちごタルト事件」 / 米澤 穂信
 正直、中盤あたりまで内容がタルくて、やめちゃおうかなぁと思ってました。
 日常の中で出てくるちょっとした謎を解き明かしていくものですが、
 その日常の謎がホントにちっちゃい。
 でも後半から徐々に楽しくなってきて、ラストはちゃんと続編へ続けてあって。
 こりゃ、続編を読まなきゃならなくなっちゃった。

☆本日借りてきた本☆

by azurblue | 2006-08-09 15:00 | Book
2006年 07月 26日

図書館にて :07/26

先日、本に夢中になっていて、バスを一駅乗り過ごしちゃいました。
基本的に車中で活字をみていると、軽く乗り物酔いをするんですが、
あまりにも本に夢中になっちゃうと、ソレにも気づかないみたい。
で、バスを降りた後、気持ちわる~とか言っております。。。

「ぶらんこ乗り」/ いしい しんじ 
 静かな穏やかな柔らかい物語でした。
 この"いしいしんじ"という作家さんの作品は2作目ですが、
 どの作品も、独特な世界が繰り広げられています。
「天国までの百マイル」/ 浅田 次郎
 この本です、私にバスを乗り過ごさせたのは!
 出勤途中の電車の中、フラメンコのLesson帰りのバスの中。ランチタイムの蕎麦屋さん。
 この本を読みながら、いたるところで涙を押さえきれずに泣いてしまいました。

上記の読後感想はコチラ⇒ 

☆本日借りてきた本☆

by azurblue | 2006-07-26 15:30 | Book
2006年 07月 19日

図書館にて :07/19

図書館って、ホントすごいと思うわ~。
人気の本は、リクエストかけても借りれるまでに時間がかかっちゃうけど、
基本的にはどんな本でも借りれるんだもの。 だから、利用しない手はない☆

「ドラえもん短歌」/枡野 浩一
 どの作品も温かくて、懐かしくて、ちょっぴり切なかったり、パワーが出たり♪
 『失恋をグウで殴ってもう決めた 私今日からジャイアンになる』
 『ドラえもん 無しでここまで 生きてきた 自分をもっと 褒めてあげたい』
 ウン、ウンとうなづいてしまうようなカワイイ作品がいくつもありました。
「女たちのジハード」/篠田 節子
 篠田さんの本はイイよ、とaiziから薦められて手に取った本。
 ホント、イイ!!
 とっても、とっても元気が出ました。
「スキップ」/北村 薫
 物語の雰囲気がやさしくて、ほんわりと包み込んでくれる感じになります。
 こんな先生に出会っていたら、お勉強も楽しかっただろうなぁ~なんて思ったり。

上記の読後感想はコチラ⇒ 

☆本日借りてきた本☆

by azurblue | 2006-07-19 16:00 | Book
2006年 07月 11日

図書館にて

なかなか本を読む時間を見つけることができず、
せっかく借りてきた本を読みきることができないうちに、返却となってしまいました。

「オルファクトグラム」/ 井上夢人
「七姫幻想」 / 森谷明子・・・途中まで読んで断念(TдT)

yukossiさんオススメの「オルファクトグラム」は、結構ボリュームのある本でしたが、
かなり面白くてスイスイ読めました!!
「オルファクトグラム」の読後感想はコチラ⇒
「七姫幻想」は、7編の連作で仕上がっていますが、
それぞれの物語は、和歌を絡めて仕上げられています。
文章が古典的でクセがあるので、読み進めるのに時間がかかってしまい
結局読みきれなかった~。。。
学生時代に古典の授業が好きだった人には、このしっとりとした文章がイイのかも☆

☆本日借りてきた本☆

by azurblue | 2006-07-11 14:00 | Book