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2007年 01月 18日

祖母との別れ

母方の祖母が他界し、お通夜・葬儀を終えてまいりました。
数えで94歳という年齢を考えれば大往生でした。
2週間前に見舞ったときに祖母の温かい手をしっかり握り合ったばかりなので、
未だ信じられない気持ちです。
生前好きだったという三波春夫や幼い頃に慣れ親しんだ童謡がシンセサイザーで演奏され、
大好きだったお花いっぱいに囲まれて、
漆塗りの棺に横たわる祖母は、口元にほんのりと笑みを浮かべて眠っていました。
祖母との別れ_e0089003_11215048.jpg私も湯かんの儀にも立ち合わせてもらい、キレイにお化粧をしてもらって旅立っていった祖母。
お裁縫が大の得意だった祖母は、裁縫道具の"指ぬき"を着物のたもとに入れて旅立ちました。
20年前に先立ったおじいちゃんのズボンの裾も、そろそろほつれてきてるだろうから、向こうで会ったら、繕ってあげてね。

祭壇の真ん中からこちらを見る祖母の遺影は、満面の笑みをたたえていました。
私の母と二人でピースサインをして写った写真を加工したものです。
そうそう、私が知っているおばあちゃんは、こんな明るいおばあちゃん。
私の記憶に残るおばあちゃんがそのままそこにいたので、嬉しくさえなりました。
大正・昭和・平成と激動の3時代を生き抜いてきたおばあちゃん。
頭に手ぬぐいをかぶって、ほうれん草を束ねるおばあちゃんの後姿。
野球ボールくらい大きなサイズのおばあちゃんの握るおにぎり。
良く来たね~、と私たちが訪ねるのをいつも楽しみに待っていてくれたおばあちゃん。
ずーっとずーっと忘れないから。
子供4人、孫10人、ひ孫7人。沢山の人のつながりを残してくれたんだね。
ありがと、おばあちゃん。
先に天国で待ってるおじいちゃんとのんびりしてね。
そして、私たちのことをしっかり見守ってね、頼りにしてるよ、おばあちゃん♪

by azurblue | 2007-01-18 18:00 | 日々のイロイロ


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